多くのハンドメイド作家さんが感じている販売の悩み。
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ライバルが多すぎる
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自分の商品が埋もれてしまう
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いいねはもらえるのに、売れない
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選ばれない理由が分からない
これら、すべてに共通する「本当の原因」があります。それは、
自分と他の違いが、他人から見て伝わっていない
ということ。
つまり、「差別化ができていない状態」にあるというだけなのです。
売れる・売れないは「努力量」ではない
もしあなたが今、
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ライバルがひしめくジャンルで
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他と区別がつかない商品を
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周りと同じような発信で売ろうとしている
この状態であれば、どれだけ努力しても限界があります。
そして、その事実に気づかないまま「もっと頑張らなきゃ」と思い込んでしまうと、作家として一番大切な「心」が先に疲弊してしまいます。
「良い商品」が、なぜ埋もれてしまうのか?
ハンドメイドの世界には、本当に素敵な商品がたくさんあります。
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丁寧な縫製
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上質な素材
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洗練されたデザイン
こういった「ちゃんと良い商品」が溢れているからこそ、お客さんはこう感じてしまうのです。
「どれも似て見えて、違いが分からない」
「いちいち比較するのが面倒くさい」
ここが最大のポイントです。
多くの人は、商品をひとつひとつ真剣に比較しているわけではありません。
もっと感覚的な判断で選んでいます。
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「なんとなく良さそう」
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「こっちのほうが好き」
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「しっくりくる気がする」
この程度の基準で選ばれているのが現実です。
たとえば、あなたがコンビニでドリンクを買うとします。
冷蔵棚に並ぶ何十種類ものお茶、コーヒー、水…。
その中からあなたが手に取る一本は、どうやって選んでいますか?
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味の成分表を比べる?
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原産地をじっくり読み比べる?
……おそらく、していないはずです。
多くの人がこう感じて選んでいます。
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「パッケージがなんかオシャレ」
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「この色、落ち着いてて好き」
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「最近よく見るし、ハズさなそう」
つまり、「なんとなく良さそう」の直感で選んでいるのです。
ハンドメイド商品も、これとまったく同じ。
お客さんは、細かい技術や素材の説明を見ているのではなく、
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写真の色味
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商品の雰囲気
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作家さんの言葉のトーン
こういった全体の空気感で、「この人の作品、なんかいいかも」と感じて購入に至ります。
多くの作家がハマってしまう「正しそうで苦しい戦い方」
そうした現実を知らないままだと、多くの作家はこう考えてしまいます。
「私の方が丁寧に作ってるのに…」
「私の方が良い素材を使ってるのに…」
そして、次のような「良さアピール合戦」に突入します。
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私の縫製の方が丁寧
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私の手間の方がかかってる
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私の方がコスパがいい
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私の方がデザインが可愛い
でもこの戦いには、終わりがありません。
なぜなら、
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自分より価格が安い人は、必ずいるし
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自分より器用な人も、きっといるし
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自分よりセンスがあると見られる人も、絶対にいるから
「他より優れている」を基準にした瞬間、あなたは永遠に比較される戦場から降りられなくなってしまうのです。
ではどうすればいいのか?
「何か違う」と感じてもらう印象を作る
本当に大事なのは、
「この人・このお店は、他と何か違う」と感じてもらう状態を作ること。
そしてここで忘れてはならないのが、
「事実として違うかどうか」ではなく、「そう“見えるか”どうか」
という視点です。
「唯一無二」というのは、事実ではなく、印象で作られるものなのです。
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良さそうに見えるか
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世界観に惹かれるか
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この人なら間違いなさそうと思えるか
これらが印象として伝わっていなければ、どんなに実際の品質が良くても、選ばれることは難しいのです。
差別化は「商品」ではなく「人」で起こる
では、似たような商品が並ぶ中で、お客さんは何を基準に選ぶのでしょう?
答えは、とてもシンプルです。
「誰から買うか」
お客さんの本音は、こうです。
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「正直、違いが分からない」
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「比べるのが面倒」
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「この人のセンスなら信頼できそう」
つまり、「人」そのものに共感され、信頼されることが、最大の差別化になります。
「人で差別化」=顔出しではない
ここでよくある誤解があります。
「人で差別化って、顔出ししないといけないんじゃ…?」
「自分を前面に出さないといけないのでは…?」
いいえ、そんなことはありません。
大切なのは、あなたの考え方や価値観が、自然と伝わっているかどうかです。
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なぜこの商品を作っているのか
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どんな想いを込めているのか
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何を大切にしている人なのか
まとめ:「選ばれない」のは、あなたが悪いわけではない
選ばれない理由は、
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努力不足でも
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才能不足でも
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センスの欠如でもありません。
「違いが伝わっていない構造」にいるだけなのです。
だからこそ、必要なのは、
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無理に目立とうとすることでも
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他人を蹴落とすことでもありません。
「自然と選ばれる状態」を丁寧に育てていくこと。
それこそが、「人で選ばれる」ハンドメイド作家になるための道です。
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