「かわいい」だけでは、売れない理由。そして、多くのハンドメイド作家が“間違った努力”を続けてしまう本当の原因。
ハンドメイド作家さんに伝えたいことがあります。
多くの作家さんが、「ハンドメイド販売をうまくやりたい」という気持ちで頭がいっぱいになっています。
- ターゲットはいない
- 誰でもいいから買ってほしい
- コンセプトなんてない
- ただ「自分がかわいいと思ったもの」を作っている
それ自体は、悪いことではありません。むしろ、最初はそれでいい。
「好きなものを作る」ことはハンドメイドの原点だからです。
でも、たくさんの人に「売りたい」と思った瞬間から、多くの人が迷走を始めます。
SNSやネットで見かけるアドバイス―
「ターゲットを決めましょう」
「コンセプトを作りましょう」
そういった言葉を信じて、とりあえずそれっぽく決めてみる。でも、売れない。「自分には合っていないのかも」と思い、また別のノウハウを探す。
気づけばずっと「正解探し」を繰り返している。
でも本当に必要なのは、「ハンドメイド販売のテクニック」ではありません。
一度、「ハンドメイド販売」という枠を外して考えてみてください。
「そもそも、モノを売るとはどういうことか?」
この原点に立ち返ること。
そこに、あなたの悩みを解く答えがすべてあります。
なぜターゲットが必要なのか。
なぜコンセプトが大事なのか。
それは、「モノを売る」という行為そのものの中に理由があります。ハンドメイド販売という狭い世界の中だけで考えていると、努力の方向を間違えたまま進んでしまう。
間違った努力とは
- ターゲットがいない、もしくは意味のない“あとづけ”ターゲット
- 商品に他との違いがない
- インスタで発信しても、魅力を言葉で伝えられない
この状態のまま続けても、残念ながら何も変わりません。
なぜそうなるのか?
それは、「モノを売るとは何か」を理解していないから。
モノを売るとは、「お客さんが欲しいと思う理由をつくること」。
そこにターゲットもコンセプトも必要になる。
だからこそ、ハンドメイドという世界を一度離れて、「売る」という本質を学んでほしい。
ハンドメイドの中だけで考えていると、かわいいしか基準がなくなってしまう。
「かわいい」だけでは、売れない。
この現実を理解することこそ、ハンドメイド販売で成功するための、いちばん最初のスタート地点なのです。

